SALAMA AFRICA

アクセスカウンタ

zoom RSS ケニアの悪徳警官ゆすり事件 その後

<<   作成日時 : 2013/12/18 02:55   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

今日は事前にアポイントをとって日本大使館に行ってきました。昨日の事件をさらに掘り下げて。今後こういうことがあればどういう対策が取れるかということを考えるためだったんだけど、結果をいうと、大した策はなしとという感じでした。

最初に聞いたのは同様の事件が発生していないか、それについてはすかさず、わんさかあるというお答えでした。おそらくケニアの悪徳警官達は、最近とみにふえている中国商人の旅行者に狙いをさだめて、ワークパーミットのがらみの強請たかりもくろんでいるようで、おそらくそのあおりで日本人もふくめてターゲットにされているようです。現在も、就労ビザの不備で検挙された日本人が、コート(裁判所)送りにされたうえパスポートを没収され、半年以上足留めを食らっている人がいるそうです。ケニアの裁判は日本の裁判以上にスローペースで、ごく微罪な案件でも数ヶ月かかることがざらで、その間被疑者はケニアから出ることを許されない。公平に見てそれがほとんど冤罪だとわかっていてもです。そして冤罪が判明して無罪を勝ち取ったとしても、拘束されたその間の保証はいっさいなし。警察に拘留されているわけではないから法的に問題なしと言うことらしいです。だけど単なる旅行者がその国に不必要に長期間拘束される不利益がどのくらいものかと言うことはまったく考えないみたいです。

僕の昨日の件では、もしあそこであらがって、最後までシロを主張して賄賂も拒否していたとすると、そのままコート送りで、ケニアに半年足止めとなっていたかもしれませんねと言われて、血の気が引きました。10万円は不条理な出費だったけど、けして無駄ではなかったわけです。

ここの警察はこの数年、特にたちが悪くなっていると、担当官の人はおっしゃっていました。強請たかりの金額が半端でなくなってきていると。昔は、ちょっとしたイチャモンをつけて1000シルくらいをせしめたらさっさと引き下がっていた連中が、近頃では10万シルとか20万シルとか平気で言うらしい。これは支払う人がいるから味をしめてこういう事態になっているのでしょう。その背景は中国経済軍団の著しい進出があると思います。困ったものです。

日本大使館はこういった事態を外交問題にする気はないのかと突っ込んで聞いたのですが、個別の案件で外務省を通して要望を伝えることはあるけど、さらに事態が硬化するだけであまりよい結果が得られないと、担当官の方はおっしゃっていました。日本大使館が直接、地元警察なり裁判所なりに働きかけることは不可能で、いったん日本の外務省に話を回して、外務省同士で話し合いをしてもらうとのことで、まわりくどいいし、よっぽどの大事件でもなければみんなが第三者の机上の討論になるから、余計に時間がかかってろくな方向に行かないのだと思います。

僕の正直な要望として、こういったことが頻繁に起こらないように、外交上の優位性を盾に取ったスーパーパワーを大使館として振りかざして欲しいと安易に考えていたのですが、そんなにものごとは簡単ではないみたいですね。究極のところ、自分の身は自分で守るしかないということなんでしょう。ただ日本人特性の潔癖感、交渉下手はとっさの時に融通が利かないことがよくあります。最近の日本人が巻き込まれた強盗事件で被害者殺害まで至ったのは、ほとんどが犯人に抵抗したためと担当官の方はおっしゃっていました。自分は正しいのだから、理不尽な要求はいっさい受け付けないといった硬直性が、最悪の結果をもたらすことがありますと。殺されるよりは、持ち物はすべて強盗にやった方がいいという打算を咄嗟にうけいれて実行できるかどうかで生死を分けるのでしょう。

今日はその他にも、ビザ不携帯で警察に連れて行かれて数万シルの賄賂で釈放された学生さんの話や、覚醒剤の運び屋に仕立てられてたいへんな刑が予想される裁判にかかっている人の話など、日本人がらみの災難話をたくさん聞かせて頂きました。お話しを伺ったのは大使館の警備担当という肩書きの方だったのですが、なんと数年の任期で神奈川県警から出向に勤務されているとのことで、どうりで犯罪事件に非常に詳しいわけでした。その日本の警察関係の方が「ここの警察はとんでもなくひどい」と嘆いておられたのは何とも言いようのない気分でしたね。

わが社としても、今後はすこし褌を締め直してこの国にあたっていかないといけません。自分の身は自分で守る。さてそれをどうやって実行していきましょうか? 頭痛いです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ケニアの悪徳警官ゆすり事件 その後 SALAMA AFRICA/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる