SALAMA AFRICA

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zoom RSS ひどい目にあった

<<   作成日時 : 2013/12/16 23:42   >>

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ひどい目にあった。

メーカーのオーナーと一緒にナイロビのダウンタウンを歩いていたら、連れが二人組の男に話しかけられ、僕の素性を知りたいといってきた。財布からおもむろに警察のID証をみせる。最初に連れが僕のことを、仕事上のボスだと言ったらしく、あんたはこの男を雇っているのかと聞く。僕は、品物のオーダーをしているけど彼を雇っているわけじゃない返すと、すると証拠を出せとねちこっく絡んできた。

彼を使って商品をつくらせて、材料代とかも支払っているのだから、雇っているのと同じだろというのだ。これは言いかがりである。この時点で、ワークパーミットがらみの強請だなと僕はピンと来て、あくまでそうじゃないと説明するも、この二人かなり強硬で、署まできてくれという。最初、これは警官かどうかすら僕は疑わしいと思ったので、たまたま近くで交通整理をしていた制服警官を捕まえて、彼らの素性を聞いたら警官だとやはりいったので、それは間違いないと確信。近くに彼らの車があって、さらに二人の警官が合流して合計4人。僕らは車に押し込まれて、警察に行くのではなく、まず商品をつくっているワークショップに行って裏を取ると言い出す。こりゃまずい展開だなと思いながらも、僕は同意してワークショップまで連中を案内することになった。

途中、車の中で連中は言いたい放題。しらを切らずに早く認めて楽になれとか、いっぺんぶん殴ってやろうかとか言ってきた。こりゃえらいやつらに引っかかった。

ワークショップでは、連中スワヒリ語でワーカー達に何かを聞いているんだけど、よくわからない。たぶん、僕が雇い主なのか何なのかを聞いているみたいで、ひととおり話を聞いて、そこら辺の写真を撮って、商品をいくつか袋に入れたら、ではこれから署に向かおうという。この時点でなんと僕の脇にいた男が僕に手錠をかけた。ここの連中は、お前を雇い主だと認めたぞとそういつは言った。裁判所送りにしてやるから、ワークパーミット違反で40万シルの罰金が相場だなと言ってきた。やれやれ。
ところはそいつは数分後外に出る段で、僕の手錠をなぜか外した。ここで僕は強請目的だというのを確信。ほんとうに立件するつもりなら、その体裁で警察に連れて行くだろう。

車は一路、ナイロビ中央警察へ。車を降りようとすると、4人の警官のうち一人が、署に入る前にちょっと相談しようと小声で言ってくる。コート(裁判所)に行けば少なくとも3ヶ月は拘束される、言いたいことはあるだろうがそりゃ困るだろう。ここは別の解決法を考えてみないか・・と。思った通りの展開。

僕はこれでも20年来のアフリカ経験者だから、アフリカの警察のたちの悪さはよく知っているつもりで、ここでもし自分の正当性を言いはれば、さらにひどい罠にはめられる可能性があることを知っている。でっちあげ調書をつくってほんとうにコート送りにしかねない。でも向こうはこうやって、強請を暴露したわけだから後には引けないのも事実、あとは値段交渉になる。コートで判決が出れば40万シル(50万円)くらいの罰金だから、その半分の20万シル(25万円)くらいで手をうとうじゃないかと・・悪辣きわまりないが、そこからは僕の得意の交渉術で減額させて手を打たせるより仕方がない。僕はたまたま持っていた、日本円の紙袋に11万円あるのを見て、そこから1万円だけ抜いて10万円(8万シル)で収めてくれという話にもちこんだ。4人はこそこそ頭を寄せて相談。よしそれで手を打とう。

このはなし、日本の方が聞くと眉をひそめると思いますが、アフリカというのはこういう一面もあるのです。汚職と不法行為にまみれた世界です。結局僕は、そこで釈放されて、一緒につかまったオーナーさんとともに警察をあとにしたんだけど、ホテルに戻ってから日本大使館に電話して起こったことのすべてを報告しました。担当の職員さんは、同様のはなしがかなり寄せられているとのことで、それなら、日本政府としてこういう事象をケニア政府にクレームをしてくれることできないのかと要望しておきました。上司と相談してみますとのことでした。

今回のことといい、ブルキナでの横領事件といい、アフリカビジネスには大きなリスクがあります。いつもめげそうになるけど、悪徳の反対側にかならず無実のけなげな民衆がいます。自分はどちらの側になっているのかをいつも考えるようにします。こんなことで今の仕事をチェンジしたら、僕らがオーダーをおとしている無実無垢の人々まで被害を被ります。がんばるしかないのですね。

まだこらは夕方ですが、長い一日でした。僕と一緒につかまったオーナーさん、いまメールで「腹立ちが治まらない」って書いて送ってきました。それと比べると僕の方が少しクールな気分かな。ケニア人の彼よりも僕のほうが精神構造がアフリカ人化しているのかもしれないなと思いましたね。

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